2020年9月7日月曜日

憧れを形に Fortune T

オリジナルパターンを発表するようになり、

まずデザインを考える時に思い描くイメージは、

やはり自分が着てみたい憧れのブランドの

ウェアだったりすることが多いです。

最近は便利な世の中になって、

ネットでも気軽にハイブランドのイメージを

見ることができます。


私はよくPinterestなどでファッショントレンドを

チェックします。

検索すると際限なく画像が出てくるので面白いです。


例えば、私はシャネルのツイードに憧れているのですが、

試しにChanel tweedと検索してみると、たくさん

シャネルのジャケットやドレスが出てきます。

拡大してみると、

ツイードが色々な素材や色の糸を織り合わせて

できていることがわかります。


そこでそのイメージから、こんなものを作ってみました。











            

            


Fortune Tという、余り糸を組み合わせて作った

プルオーバーです。

その名の通り「残り物には福がある」の

「福」から取りました。

身頃に使われている素材は

コットン、リネン、ウール、ナイロン。

色はグレイ、ベージュ、水色、黒、ピンク、紫など。

多分使う糸の素材や色のバリエーションが増えるほど

表情も豊かになると思います。

編み方はリネンスティッチという、

すべり目と表目を組み合わせた編み方を

使っており

編み地がまるで織ったような雰囲気に

なります。

もちろん本家のシャネルツイードには及びませんが、

糸を組み合わせてリネンスティッチで編むことで

まるでツイードのような雰囲気になるのが

面白いですよね。

もちろんアレンジ可能なデザインなので、

丈を長く伸ばして、ドレスみたいにしたら

60年代風のレトロシックな感じになりそうです。


私は糸を買う時に、余裕をもって作りたいものの

必要量より少し余分に買うことにしていて、

そうすると余り糸がその都度出てくるわけです。

なので、定期的に余り糸を活用したデザインを

発表して、自分の在庫も綺麗にしています。

糸量に制限がある中でデザインを考えるのも

面白い作業ですし、意外と良いものができたり

します。

残り物には福がある。余り糸、大事にしましょう!


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